数珠の持ち方が知りたい!詳しい使い方とマナー

数珠や念珠を使う機会はあっても、いざとなると基本的な持ち方が分からなかったり、基本的なことすら知らなかったりすることがあります。そこで、数珠・念珠の持ち方や覚えておきたいマナーについて紹介していきます。

正しい数珠の持ち方を知っていれば世間に出ても恥をかくことが無くなるでしょう。

目次

自分にあった数珠の選び方

数珠はみんな同じものだと考えている人も多いかもしれません。しかし、数珠には男性用と女性用に大きく分かれているのでそれぞれの性別に合った数珠を選ぶようにしましょう。

また、男性用と女性用との違いについて紹介していきます。

選び方

ついつい見た目のデザインで数珠を選んでしまうことが多いものです。ここでは、男性用・女性用の数珠に特徴があるのでそれを参考にして数珠を選んでみると良いでしょう。

男性の場合の選び方

まず、男性用の数珠に付けられている珠は大きいものが一般的とされています。男性の手首も太いことが多いですし、数珠を付けたときに手首に対して数珠が目立って見えるという意味もあるとされています。

女性の場合の選び方

女性用の数珠は男性用のものと比べてみると珠が小さいものが一般的とされています。女性の手首は男性よりも細いことが多いですし、細い手首に合った小ぶりな珠の数珠が雰囲気的にも合っているとされています。

使う数珠を変える場合がある

葬儀などにおいていつも同じ数珠を使用していることが一般的かもしれません。しかし、地域によっては数珠を使い分けている場合があるそうです。葬儀・お墓参り・お寺参りといったケースでそれぞれ使用する数珠が異なる地域もあるようなので地域に合った数珠の使い方をすると恥をかかずに済むでしょう。

数珠・念珠の持ち方

数珠・念珠を同じ手にかけ、同じ手で持っている人も少なくありません。しかし、マナー的には数珠を持ちかえることが大切だといわれています。

そこで数珠・念珠の正しい持ち方について紹介していきます。なかには、「こんな持ち方もあったのか…」と思うかもしれませんが、覚えておいて損は無いでしょう。

持ち方とは?

座っているときの持ち方

席に座っているときの数珠の持ち方に悩むこともあるでしょう。基本的に数珠は左手首にかけることがマナーだと言われています。また、席から立つときには数珠についているふさ(糸をまとめたタッセルのようなもの)を下の位置にすることで左手で持つことがマナーとして正しいとされています。

焼香のときの持ち方

お焼香をするとき、手首にある数珠がどうしても邪魔に感じてしまうかもしれません。しかし、数珠についているふさを下に向け親指と他の4本指の間にかける持ち方をすると焼香の際にも邪魔になることはありません。

焼香や席を立つ際に椅子などに数珠を置く人もいるかもしれませんが、それは完全なるマナー違反にあたります。場違いな人と思われることもあるので絶対にやめましょう。

数珠・念珠の正しい使い方

数珠・念珠にも正しい使い方があります。周りがしているように同じやり方で使っていれば問題ないだろうと考えている人もいるかもしれませんが、ここで正しい使い方を学び、マナーの良い人として周りから見本になれるようにしましょう。

正しい使い方って?

合掌の場合

合掌するときの数珠の使い方は、基本的に左手にかけます。その際には、親指と人差し指の間に数珠をかけ数珠についているふさを下側にすると良いでしょう。数珠が長い場合には二環状態(数珠を二重にして手にかける)にして同じ位置にかけることがマナーとされています。

手に持つとき

数珠を手に持って移動するときには左手で持つことが正しいマナーとされています。そのときにも数珠のふさが手元から一番遠い場所である下に向けて持つことが正しい持ち方と言われています。

また、数珠が長い場合には二環にする持ち方も決して間違ってはいません。

覚えておきたいマナー

なかには、数珠の持ち方を知らずにを持ってさえいれば良いと考えている人もいるようです。しかし、数珠を手にするからには覚えておきたいマナーがあります。マナーを知らないままだと特に大人になった場合には恥をかいてしまうことがあるのでこれを機会にマナーをしっかりと覚えておきましょう。

正しいマナーを覚えよう

数珠は葬儀の際に必要な仏具の1つになります。決しておしゃれ気分で手にして良いものではありません。

また、数珠を持ち合掌することによって人が持っている煩悩を打ち消してくれる効果があるとされています。故人を敬意を払うことも大切ですが、不必要な煩悩を払いのけてくれる役割も数珠にあります。

男女では大きさに違いがあるものの、デザインや色・素材については自由に選んでも良いとされています。好みのパワーストーンを使われている数珠を選んだから世間知らずだ、とは思われることはありません。

数珠を扱うときの注意点

家庭それぞれに宗派が異なります。その宗派に沿って数珠を選ぶことも大切になります。

数珠をお守りとして持ち歩くことは少ないかもしれませんが、身を守ってくれるものとして数珠は貴重なお守りの1つともされています。

注意点

ここで数珠に関しての注意点を述べていきます。

まず、数珠は個人個人のものになるため、他人のものを貸し借りするようなことはしてはいけません。人のものを使うことはマナー違反として恥ずかしい思いをすることになるでしょう。

急な葬儀がある場合、どうしても数珠を用意することができなかった場合などでは数珠が手元になくてもマナー違反とみられることはないため心配することはありません。

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