近年、パワーストーンブレスレット・数珠ブレスレットが多くの人に親しまれています。ショッピングモールやネットショップで気軽に購入でき、デザイン製も高いため若い女性にも注目を集めています。

一方で数珠とパワーストーンの違いを知らない方も多く、使い分け・意味・効果をわからない人もいるとか。この記事では、数珠とパワーストーンの違いを徹底解説します。

パワーストーンと数珠の違い

パワーストーンはファッションの意味が強い

パワーストーンブレスレットは可愛いもの、クールなデザインのもの、スーツにも似合うデザインのものなどラインナップが豊富です。老若男女問わず使用できるブレスレットは、ファッションアイテムのひとつとして高い人気を誇ります。

パワーストーンブレスレットの場合、キラキラしたものも多くアクセサリーとして身につける方がほとんど。恋愛運・金運などの効果を期待している人が多いですが、仏教的な意味を考慮している方は少ないでしょう。

数珠は仏具・法具に使用するもの

数珠はアクセサリーではなく仏具です。念仏を唱えたりお葬式に使用したりと、正式な場での使用がメイン。パワーストーンブレスレットのように常に身につけることはなく、キラキラとしたものはほとんどなさそうです。

パワーストーンは数珠と違い、法要に用いることはできません。法要の際には必ず数珠を持参しましょう。

数珠が誕生した背景と歴史

バラモン教の聖典に出てきたのが始まり

今から3,500年以上前にできたバラモン教の経典のなかで、毘沙門天・弁財天・梵天が「連珠」を持っていた記述があり、これが「念珠」の起源と言われています。

ほかにもヒンドゥー教の信者が、祈りの回数を数えるときに数珠を用いたとも言われ、とても長い歴史を持つことがわかります。

仏教とともに日本に伝来

日本に数珠が伝わったのは西暦500年中頃、仏教が伝来したころと言われています。仏教は百済(くだら)から伝来し、数珠が文献に出てくるのは743年。

756年の文献では、念珠が「国家の珍宝」として献納されたという記述があります。その念珠には、金・銀・水晶・真珠など高価な素材が用いられていたとか。非常に高価であったため、この時代には一部の僧侶・貴族のみが使用していたようです。

一般庶民に普及したのは平安末期から鎌倉時代

数珠が僧侶・貴族以外の一般庶民に普及したのは、平安時代から鎌倉時代以降と言われています。そのころになると仏教が民衆化され、日々の生活のなかで実践できる教えが普及されました。それにともない数珠も使用しやすく改良され、宗派による違いも生まれたようです。

現在の数珠・念珠のかたちは、このころにほとんどが形成されたようです。

数珠に込められた願いと効果

厄除け・厄払い

数珠はパワーストーン同様に、厄払い・厄除けの効果が期待できると言われています。数珠は、仏教的な意味合いが強いという点では少々違いがあるかもしれません。

パワーストーンブレスレットというと普段から身につけていますが、数珠は専用の袋に入れてかばんなどで持ち歩く「お守り」として親しまれています。

素材による

それぞれの数珠には、パワーストーン・天然木・木の実などの素材が使用されています。パワーストーンはスピリチュアル的な意味を持ち、石ごとに恋愛運・仕事運・金運などの違いがあります。その素材の効果が数珠の効果と言えるでしょう。

数珠はどんな人におすすめ?

仏を身近に感じたい人

数珠は本来、お葬式などの法要に使用しますよね。そのため仏・菩薩を身近に感じるためのアイテムとして持ち歩きます。パワーストーンとは違い、仏具を常に身につけることは難しいため、かばんに入れておきましょう。

お守りがほしい人

お守りはパワーストーンを始め、キーホルダー、ストラップ、布の袋に入ったものなど形状はさまざま。それぞれの良さはありますが、数珠もこれらと同じようにお守りとして使用できます。

お守りは、信じる気持ちと持ち主の努力が必要です。数珠も、仏を信じる気持ちと感謝の念を込めて持ち歩くとよいでしょう。

数珠と念珠の微妙な違いとは

宗派による言い方の違い

数珠には「本式数珠」と「略式数珠」があります。本式数珠とはその宗派専用で宗派ごとに使い分けが必要なもの、略式数珠はほとんどの宗派で使用できる数珠のこと。使用方法に違いがあるのです。

本式数珠は宗派専用の数珠のため、数珠の長さや珠の数が決められています。本式数珠に場合、宗派によっては「念珠」を正式名称としていることもあります。

念仏を唱えるときに使用したから「念珠」

祈り・念仏を唱えるとき「念を込める」という意味があるため、念珠と呼ぶと言われています。数珠の珠をはじき念仏の数を数えていたようです。

念珠・数珠の言い方については諸説ありますが、言葉の使い分けはあなたの宗派にあった呼び方をすることがおすすめします。